平成30年度愛犬の狂犬病集合注射

2018.04.12.16:54

 4月9日より区の狂犬病集合注射が始まりました。今年は例年より2週間も早い桜の開花となったため、花はすっかり散り落ちて若葉の下での行事となりました。うららかな春の陽気の中、普段話や挨拶をする機会がない区の職員の方々と一緒に仕事をするというのもなかなかいいものです。
 見知らぬ大勢の方を相手に仕事をしているところに、「あら先生?!ご苦労様~♪」と飼い主様に親しそうに声をかけられました。緊張が緩みホッとするひとときでした。

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モモちゃん さようなら  2018/3/28

2018.03.29.15:08

 2月28日にヨークシャテリアのモモちゃんがなくなりました。14歳と7ヶ月でした。今日はモモちゃんの月命日ということで、立派なお花を持ってご挨拶に来てくださいました。


 モモちゃんは生後2ヶ月の頃から15年間ずっと親しくおつき合いをさせていただきました。こと病気に関しては小さな湿疹を一つ見つけては飛んでいらっしゃるくらい心配性な飼い主様でしたが、「口を聞けない動物にとってはそれくらいでちょうどいいと思いますよ。」ってよくお話しをさせていただいたものでした。飼い主様からいっぱいの愛情を受けて大切に育てられたモモちゃんですが、けっしてわがままに甘やかされて育てられた訳ではありません。病院では看護師が押さえなくても一人で注射や耳掃除、点眼処置をやらせるくらい聞き分けが良く、一度も食事の好き嫌いで相談を受けたことがないことからも上手に躾けられたようです。


 大きな病気をしなかったモモちゃんも14歳を過ぎた頃から腎臓や心臓に衰えが見えてきましたが、まだ直ぐになくなるような状態ではありませんでした。当日も夜はいつも通りに食事を取りすやすやと眠っていました。ところが明け方に突然キューンキューンと締め付けられるような声を出したので、びっくりして抱きかかえたのですが、その時にはすでに息が途絶えていたそうです。

28日の朝飼い主様からご報告を受けて、私も突然のことに驚きました。犬では心筋梗塞は報告されていませんが、死に直結するような重篤な不整脈がいきなり発生し、突然死をしたものと推測しました。


 モモちゃんのことだからきっと心配性な飼い主様を気遣って、長い闘病生活で悲しませるより最期は心配をかけることなくこんな形でお別れすることを望んでいたのに違いありません。いつもいっぱいの愛情を受けて大切にされていたモモちゃん。幸せな一生だったね。ゆっくり休んでくださいね。
                                 さようなら。
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犬の子宮蓄膿症のお話

2018.03.08.12:16

子宮蓄膿症とは子宮内膜に感染を起こし子宮内部に膿がたまる病気で、不妊手術をしていない中年齢以降の雌犬に発生しやすい病気です。普段よく遭遇する病気ですが、発見が遅れると死亡率が高く、症状の出方によっては見落としがちなやっかいな病気です。

先日7歳になる雌のミニチュアピンシェルが「朝起きたら急に陰部が腫れ上がって真っ赤にただれている。」とのことで来院しました。飼い主様が訴えるように、陰部は3倍以上に腫脹し表面は糜爛していましたが、他に皮膚病変がまったくみられなかったことから、陰部を舐め回したことによる皮膚炎と推測しました。

元気食欲は旺盛とのことでしたが、不妊手術をしていない雌犬だったので腹部のエコー検査を行ったところ子宮蓄膿症を起こしていることがわかりました。夜中に排膿があり気になって舐めたのでしょう。皮膚病と思って来院された飼い主様には、病態の理解をしていただいた上で緊急手術を行いました。

陰部からおりものが出ているケースでは簡単に診断がつく病気ですが、嘔吐下痢の消化器症状を訴えて来院されるケースや、閉鎖型の子宮蓄膿症で陰部からまったく排膿していないケースでは悩まされることも多々あります。しかし「不妊手術をしていない雌犬が来た時はまず子宮蓄膿症を疑え!」これ私の持論ですが、このことを常に意識していると見落とすことはないと自負しています。

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舌根部に糸が絡まっていた想定外の犬のお話

2018.02.05.18:32

 「数日前から急に咳をするようになり、食事もいつもの半分くらいしか食べなくなった。」とのことで9歳になるオスのミニチュアピンシェルが来院しました。
 初診時、40℃の高熱があり血液検査で白血球(好中球)の増加が認められたため胸部Ⅹ線検査を行ったところ右葉の気管支肺炎を起こしていることがわかりました。抗生剤を中心とした治療を行ったにもかかわらず、10日後の再診では元気食欲が改善されるどころか、喉に痰が絡んだような咳が多くなり、口の中が痛いのか突然悲鳴をあげるようになったとのことでした。
 そこで全身麻酔下で口腔内を精査したところなんと舌根部に糸が絡まりくい込んでいるではありませんか。左右の舌根部は糸によって深くえぐられ哆開し、真っ赤に炎症を起こしていました。糸の先端は胃の中まで入り込んでいたので、切らないように慎重に引っ張り出すと、先にはかじって食べたと思われる草が絡んで出てきました。これでは舌根部に絡まった糸は取れずにどんどんとくい込んでいく訳です。 問題となった糸は摘出し、哆開した左右の舌根部は吸収糸で縫合し手術を終了いたしました。
翌日より元気食欲も元に戻り、本犬も飼い主様も大喜びですが、糸が原因だったとはまったくの想定外でした。当初の肺炎像は咽喉頭部の働きがうまくいかず、誤嚥性の肺炎を起こしたものと推定しました。
 もう何十年も前の話になりますが、胸を触ると痛がって悲鳴を上げるという犬のことを思い出しました。飲み込んだ(おそらく肉と一緒に)焼き鳥の串が胃壁を突き破って横隔膜さらには肺を貫通し、肋間の筋肉も突き破り胸の皮下に飛び出してきたという驚くような症例でした。
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新年おめでとうございます 平成三十年 元旦

2018.01.02.16:36

  今年もワンワンニャンニャン賑やかなお正月を迎えています。
今年はどんな動物との出会いが待っているのでしょう。
沢山の動物や飼い主様にとって幸せな一年となりますように。
本年もよろしくお願いします。

 人気のカレンダー「レイチェル・ベイル」のアニマルフレンズ残りわずかです。毎年この時期ワクチンや治療でご来院された方にしかお渡しできないのが残念です。「カレンダーください!」って言ってお気軽にお立ち寄りください。
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中高年の小型犬に多い僧帽弁閉鎖不全症

2017.12.30.17:13

 今日は月曜日、休診日です。天候も良く久しぶりにボート釣りに出かけようと、早起きをして準備をしているところに急患の電話が入りました。13歳になるチワワのダイちゃんから「昨夜から急に咳が出始めて止まらない!呼吸も苦しそう!」との連絡でした。症状から僧帽弁閉鎖不全症による肺水腫と推測しました。3年前にも肺水腫を起こし、危機を乗り越えた後は内服薬でうまくコントロールできていたのですが・・・
 すぐに来院していただき、救急治療と酸素吸入を行いました。状態は徐々に安定してきましたが、今日は休日を返上し、お預かりして酸素吸入と治療を続けることにしました。
 今日出かけていれば何か重大なハプニングが起きていたのかも。だからダイちゃんが行くなと知らせてくれたのに違いありません。

 僧帽弁閉鎖不全症とは:心臓の左心房と左心室の間にある弁(僧帽弁)が変性してうまく閉まらなくなって、血液が左心室から左心房へ逆流するようになる病気です。進行するに従い咳や呼吸困難、運動不耐性などの症状が現れ、末期には肺水腫(肺に水が溜まる)を起こして呼吸ができなくなり危険な状態に陥ります。マルチーズ、ミニチュアダックス、ポメラニアン、チワワ、シーズーなどの小型犬に多い心臓病です。
 症状が現れていない健康な子でも聴診器を当てるとザーザーという心雑音が聴取されますので、ワクチンや健康診断時に早期発見が可能です。
 
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10月15日練馬まつりが豊島園で開催されました。

2017.10.29.18:25

 毎年沢山の模擬店や練馬物産品の出展、音楽ダンスなどのステージイベントで賑わいを見せ、今年でちょうど40回目の開催を迎えました。
 私達獣医師会も健康フェスティバル会場において無料のペット相談コーナーを設けたり、狂犬病の怖さを啓蒙するためにクイズを出題したりして大勢の区民の皆様と活気のある時間を過ごさせていただきました。
 今年は雨の中での開催となりましたが、思った以上に来場者が多く各会場は賑わいを見せていました。雨で運休となった乗り物のカラフルなライトに代わって、赤や緑の傘が賑やかに会場を彩ってくれました。

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セキセイインコの疥癬症

2017.09.20.23:42

 今年5月頃から顔や足に皮膚炎ができてだんだんとひどくなってきたということで近所の幼稚園で飼われている2羽のセキセイインコが来院しました。

 眼周囲や嘴の付け根、足には白い小さなフジツボ様の塊が盛り上がり、痒そうに止まり木にこすりつけたり、突ついたりしていました。

 これはセキセイインコでよく見られるトリヒゼンダニによる疥癬症です。オーナーに説明するために病変部を掻爬して顕微鏡で見ていただきました。

 そして心配な事が園児に移らないかということと治るのかということです。鳥の疥癬症はインコからインコへの感染力は強いのですが、人や他の動物に感染することはありません。

 治療はイベルメクチンという薬を2週間間隔で2回、注射またはゾンデを使って直接のう内投与を行います。1ヶ月後の様子です。皮膚病変はかなり改善されてきました。

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猫の慢性腎臓病

2017.08.25.16:26

 血液をろ過して老廃物を尿として体外に排泄する臓器が腎臓です。その大切な機能が徐々に失われていく病気が慢性腎臓病で、10歳の猫の約40%がすでに罹患していてさらに高齢になるにしたがって発症率が高くなっていきます。

初期は多飲多尿という症状で現れますが、猫は元気食欲があり飼い主様は病気と気づかないことがほとんどです。血液検査でもBUN・クレアチニンなどの異常は認められません。唯一尿検査で持続性の低比重尿(臭いの少ない薄い尿)が認められます。

中期になると食欲の低下や毛並みの悪さ、削痩などが認められ、上記の低比重尿の他に血液検査でBUNやクレアチニンの上昇が認められるようになります。実際飼い主様が異常に気付いて来院され治療を始めるのはこの段階がほとんどで、この時点ではすでに左右腎臓の75%以上が障害を受けて機能をしていません。

そして障害を受けた腎組織は元には戻りませんので、残された腎組織をできるだけ温存して今の状態を維持していくことが治療の中心となります。そのために 1.脱水がひどい場合は定期的な輸液(点滴) 2.タンパク質やナトリウム、リンを抑えた食事療法3.尿毒素を吸着させるための活性炭の投与 4.腎血管を広げて血液の流れをよくするためにACE阻害剤の投与などが行われてきました。

最近この治療の中に画期的な新しい薬が登場いたしました。初めて腎機能低下の抑制効果が認められた猫用治療薬で、臨床的には残された腎組織を保護し食欲不振や体重減少を改善する効果が十分に期待ができるとされています。使用している飼い主様からは少し元気になったようだとか粒が小さくて飲ましやすいと好評です。

初期の段階でこの病気を見つけることができれば、投薬によりかなり長期に渡って慢性腎疾患をコントロールできるようになるのではないかと期待しています。

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この時期犬の熱中症にご注意!

2017.07.30.18:08

 先日深夜11時過ぎに「30分ほど前から犬が急にハアハアし始めて落ち着かなくなった。どうしたらいいですか。」との電話が入りました。
 犬は普段からよく診ているシーズーのハナちゃん15歳。心臓病はなく普段は元気でしたが肥満犬であることから熱中症を疑い、すぐにクーラーを入れ冷たいタオルで体を冷やすように指示をしました。
 1時間後、呼吸が楽になり興奮も治まったとの連絡があり、大事には至らなくて良かったのですが、この時期は爽やかな日も多くクーラーを使用していないご家庭が多いため、暑さに弱い犬は熱中症を起こしやすくなります。特にフレンチブルドッグ、パグ、シーズーなどの短頭種や高齢犬、肥満犬の場合は十分な注意が必要です。

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プロフィール

院長 黒田佳之

Author:院長 黒田佳之
東京ラブリー動物病院のラブリー診療日誌へようこそ~♪

診療科目:犬/猫/小鳥/うさぎ/ハムスター/モルモット
診療時間:AM9:00~12:00 PM1:30~6:30(午後予約制)
休診日 :月曜日
☎03-3995-5351
東京都練馬区下石神井1-18-18
ペットホテル・ペット美容室も併設しています。

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