全身毛玉でガチガチのペルシャ猫
2023.08.13.17:58
東京ラブリー動物病院の診療日誌です。犬・猫はもちろん小鳥やウサギ・ハムスター・モルモットについても掲載しています。日々の診療の中で苦労した症例や飼い主様に知っていただきたい病気のこと、病院の出来事、診療の合間でふと想うこと感じることなどをエッセイ風に書いてみました。|練馬区|動物病院|
2023.08.13.17:58
2023.07.15.10:32
2023.03.15.18:19
ピタゴラスとの出会いは2005年7月5日、出産で取り上げた三頭の子犬のうちの一頭だけ里親が決まらなかったので、私が引き取りました。以来黒田家の一員となり、沢山の楽しい思い出を残してくれました。
最期はそばについて看取ってもらえたことを喜んでくれていることでしょう。
2022.10.22.22:41
2022.06.10.18:36
2022.01.27.22:08
「数日前から急に咳をするようになり、食事もいつもの半分くらいしか食べなくなった。」とのことで9歳になるオスのミニチュアピンシェルが来院しました。
初診時、40℃の高熱があり血液検査で白血球(好中球)の増加が認められたため胸部Ⅹ線検査を行ったところ右葉の気管支肺炎を起こしていることがわかりました。抗生剤を中心とした治療を行ったにもかかわらず、10日後の再診では元気食欲が改善されるどころか、喉に痰が絡んだような咳が多くなり、口の中が痛いのか突然悲鳴をあげるようになったとのことでした。
そこで全身麻酔下で口腔内を精査したところなんと舌根部に糸が絡まりくい込んでいるではありませんか。左右の舌根部は糸によって深くえぐられ哆開し、真っ赤に炎症を起こしていました。糸の先端は胃の中まで入り込んでいたので、切らないように慎重に引っ張り出すと、先にはかじって食べたと思われる草が絡んで出てきました。これでは舌根部に絡まった糸は取れずにどんどんとくい込んでいく訳です。 問題となった糸は摘出し、哆開した左右の舌根部は吸収糸で縫合し手術を終了いたしました。
翌日より元気食欲も元に戻り、本犬も飼い主様も大喜びですが、糸が原因だったとはまったくの想定外でした。当初の肺炎像は咽喉頭部の働きがうまくいかず、誤嚥性の肺炎を起こしたものと推定しました。
2022.01.09.15:45
「3日前から食欲不振。昨日から嘔吐・下痢が始まりだんだんと元気がなくなってきた。」ということで15歳になるオスのコルギーが夕方来院しました。1週間前にゴミあさりをしてボールペンのキャップ、接着剤、目薬を容器ごと食べてしまったが、2日後には便に排出され元気食欲もあったとのことでした。
腸閉塞を疑いX線検査及び超音波検査を行いましたが、画像上には異物を写し出すことはできませんでした。
長年の勘も含め総合的な判断により、やはり異物による腸閉塞の疑いが強かったため、試験的開腹手術をお勧めしました。
飼い主様「決心がつかないので一日様子を見てもいいですか。」
間髪を入れず、私「もし腸閉塞だったらすぐに手術をしないと死ぬよ!」
この言葉で深夜の緊急手術となりました。
予感は的中!小腸中央部で3センチ不整形の薄い木片が腸壁に食い込み、局所は壊死し穿孔しかかっていました。壊死部を大きく切除縫合し手術を終了しました。
2021.12.01.16:09
2021.09.26.08:27