乳腺癌を発症したオス猫のシルバーちゃん

2019.03.12.12:08

 「4~5日前から咳が多発し、鼻が詰まったような苦しそうな呼吸をしている」とのことで、14歳のオスのアメリカンショートヘアが来院しました。来院時体温は下がり、呼吸は努力性の開口呼吸で、興奮したり押さえつけたりすると呼吸が停止する危険性があったため、直ちにICU装置で保温と酸素吸入に努めました。
 この猫はオスにもかかわらず2年前に乳腺癌を発症し摘出手術を行った珍しい猫です。3時間ほどすると少し呼吸が安定してきたので胸部X線検査を行ったところ、胸腔内に胸水が貯留していることがわかりました。そこで麻酔下で胸腔穿刺を行い、左右の胸腔から約200mlずつ計400mlの胸水を抜くことができました。胸水は血様で細胞診の結果腫瘍細胞が多数認められました。おそらく乳腺癌の胸腔内(肺)転移だと思われます。胸水を抜いた直後から呼吸は楽になり、食欲も驚くほど回復しました。
 飼い主様の希望により、今後はインターフェロンや分子標的薬などを使用しながら、できるだけ最後まで延命を図っていくこととなりました。シルバーちゃん頑張れ!

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院長 黒田佳之

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